「叱らずに褒めて伸ばす」ストレスフリーな育児をめざそう!

みなさん、こんにちは! 

今回は「叱らずに褒めて伸ばす」について、具体的な方法を解説します!

この記事は次のような人におすすめです。

  • 子供がなかなか言うことを聞いてくれない。
  • 毎日子どもに対して怒鳴ってしまい、自己嫌悪に陥ったり疲れてしまっている。
  • 子どもの自己肯定感を高めるような子育てをしたい。
  • 良好な親子関係を築いていきたい。

「叱らない(叱る回数を減らす)」「褒めて伸ばす」は子どもの自己肯定感を
高めるためにとても大切な技術です。

中長期的に毎日に育児の効率アップにも繋がりますので、ぜひ実践してみてください!

絶対に叱っちゃダメなの??

「叱らずに褒めて伸ばす」ということは、様々な書籍やメディアで紹介されており
「絶対に叱ってはいけない」「感情的にまかせて叱ることは悪いことだ」と誤解される方が多くいらっしゃいます。

しかし私は叱ることが全て間違っているとは考えていません。

子供が危険な行動をしてしまったときは、きつく叱ることが大切であると考えているからです。
このとき感情的に怒鳴りつけてしまったとしても全く問題ありません。

子供が成長すれば、自分の身を案じて親が感情的になってくれたという記憶は、
親からの愛情を実感することにつながっていくからです。

また、親も「感情を持った人間」ですので、日々積み重なったイライラを完全に抑えることはなかなかできません。

それはみんな同じですので、子供に対してついつい感情的になってしまったとしても
自分を責めないであげてください。

「叱ることを0にする」ではなく「叱る頻度を減らすこと」が大切です。

「叱らず褒めて伸ばす」の具体的なアプローチ

さて、ここからが本題。「叱らず褒めて伸ばす」の具体的なアプローチについてです。

次のシチュエーションについて考えてみてください。

3歳になる子供が今日はやけに静かです。嫌な予感がします。
見てみると楽しそうに壁にクレヨンでお絵かきをしていました。

ただでさえ忙しいのに、余計な仕事を増やされたあなたの怒りのボルテージは
最高潮に達しようとしています。

この時あなたはどうしますか?さすがに大きな声を出して叱りたくなりますよね。

「もう!何やってるのよ!こんなにして!!誰が掃除すると思っているの!!いい加減にしなさいよ!」

といった感じでしょうか(笑)

あるいはお尻ぺんぺんでしょうか?

こんなときに穏やかに子供を諭すのは、なかなか難しいですよね。
おそらく多くの人は子供を叱りつけてしまうのではないでしょうか。

叱るということは、平たくいうと「罰をによって子供を矯正すること」
子供は罰を回避しようと行動するため、短期的には一番楽な方法であると言えます。

しかし、子供は叱られたという経験を積み重ねていくうちに、叱られることを回避するために
失敗を隠そうとしたり、叱られたときに嘘をつくようになる危険性があります。

また、子供は叱られている時に恐怖や怒りなどマイナスの感情が頭を占めてしまいますので、
なぜいけないのか、どうして親が怒っているのか、など深く考えることができなくなってしまいます。

そのため「叱られたこと=やってはいけないこと」ということは身につきますが
それ以上のことは身につきません。

更に、叱られる>褒められる という環境では子どもの自己肯定感を育むことができず、
心理的安全性も確保されないため、親子関係の悪化を招く恐れがあります。
(難しい言葉を使ってすみません。「心理的安全性」「自己肯定感」についての記事もアップする予定ですので、詳しくはそちらを御覧ください。)

どうでしょう。短期的には楽というメリットはこのデメリットにあまりにも見合っていないですよね。

ではでは、どのようにアプローチをするか。
ずばり、「代わりの行動を伝える」「一緒にやってみる」「褒める」です!

先程のシチュエーションに当てはめると

①子供がクレヨンで壁に落書き
→「壁にお絵かきしちゃったのね。壁にお絵かきをするとお掃除するのが大変になっちゃうよ。
画用紙があるから一緒にお絵かきをしてみようか!画用紙からはみ出さずにお絵かきできるかな?」

②画用紙を持ってきて一緒にお絵かきをする。
→「しっかり画用紙からはみ出さずにお絵かきできてかっこいいね!〇〇君が上手に画用紙にお絵かきをしてくれるとママ(パパ)はとっても助かるよ!」

③後日、画用紙にお絵かきをしているところを見かけた時
→「〇〇君、今度は自分で画用紙にお絵かきができて偉かったね!お約束が守れてママ(パパ)嬉しいよ!」

ここで大切になるのは③の部分です。
「画用紙に絵を描く」というのは普通のことなので、褒める対象として考える方はあまりいないと
思います。

今回の場合「問題行動=壁に絵を描く」なので、単純に問題行動の逆の行動ができた時は
たとえ普通なことでも褒めてあげることが、「褒めて伸ばす」のポイントです。

まずは試してみましょう!

今回は「叱らずに褒めて伸ばす」について説明を致しました。

「こんなにうまくいかないでしょ?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
確かに100%効果があると断言することはできません。うまくいかないこともあります。

しかし、2回に1回でもうまくいったら、(たぶんもうちょいうまくいくと思いますが)叱る回数が半分になります。

これだけでも子供にとって大きな効果がありますので、とにかくやってみてください。

みなさんの子育てライフが充実して幸せなものになりますように!


コメント

タイトルとURLをコピーしました